Web magazine - Party report

PARTY REPORT

Photo by Ryu Kasai
Text by Shigefumi Murakami

第2回となる今回はTAKKYU ISHINO Long Set!

4月に初開催されたUNIT企画のパーティー"2000"。その名の通りオープンから1:00までにご入場の方、そしてフライヤー持参の方はエントランスフィーが全員2000円。ゲスト、ディスカウントは一切なし。
4月の FUMIYA TANAKA Long Set に続き、第2回となる今回はTAKKYU ISHINO Long Set!



23:00のオープンから待ってましたとばかりに次々にUNITになだれ込む人たち。 早い時間から各フロアが出来上がった状態になるという前回同様の光景。最初から最後まで楽しもうとするお客さんの気持ちが溢れている。それに応えるべく、この日のDJ石野卓球氏、VJの宇川直宏氏の両名も最初から飛ばしている。

深い時間になると、さらに盛り上がりがフロアだけでなくバー前やSALOON、B1FのカフェUNICEに続くスペースまで飛び火したかのように、どの場所にもひとつのグルーヴが生まれていた。前回もこの光景は見たが、今回はまた違ったグルーヴが生まれていたのだ。このパーティーの趣旨のひとつである「DJ、お客さん、スタッフ、店、この日参加している全ての人で作り上げるひとつのパーティー」というスタイルが既に確立されているようだ。



通常であればそろそろエンディングに向っていく時間帯の明け方になっても、このグルーヴはまだまだ続く。もちろん石野卓球&宇川直宏に両氏によるロングセットなので、ある程度は予想されてはいたが、実際にその場にいると永遠にこの至福の時間が続くのではないか?そして永遠に続いて欲しいという気持ちが強くなる。きっとこの場にいる全ての人たちがそう思ったのではないか。この期待に応えるかのように卓球氏は8:00までプレイを続ける。石野卓球&宇川直宏の両氏、フロアにいるお客さん、UNITのスタッフ、全ての人たちが笑顔でエンディングを迎えてこのパーティーは終了。単にひとつのパーティー。単に一晩の出来事ではあるが、普段とは違う何か特別な夜を過ごしたという満足感が全体に広がっていた。



このパーティーには、特別な何かを生み出すマジックのようなものがあるような気がする。今後このパーティーがどんなことになっていくのか?次はどんなグルーヴが生まれるのか?そんな期待を膨らませながら次回に期待せずにはいられない自分がいる。そんな自分もこのパーティーのお客の一人としてこのパーティーを作り上げる一人でいたいと思っている。