Web magazine - Party report

PARTY REPORT

Photo by Wataru Umeda , Ryu Kasai

パーティー全体のグルーヴ感を求めての新パーティーがスタート!

その日プレイするDJ、スタッフ、店、そしてお客さん。そのパーティーに関わる全ての人によってひとつのパーティーは創られるという、パーティー本来のあり方を意識的に目指した新しいパーティーをスタートさせてみた。
第1回目のゲストDJは、自らのパーティー"CHAOS"などで何度も登場してくれているFumiya Tanaka。

ゲストやディスカウントという料金システムが一般化し過ぎているのを壊してみたい。「昔はよくフライヤーを持って毎週踊りに行ってたな」という人にも久々に遊びに来て欲しい。もちろん最近ダンスミュージックで踊る楽しみを覚えたという若い子達にも思う存分楽しんで欲しい。この思いで、エントランス料金を深夜1:00までにご入場の方は2,000円。深夜以降でもフライヤー持参の方は2,000円。ゲスト/ディスカウントは基本的になし。



フロアとブースとが一つになるように設置したDJブース。最近では珍しく早い時間からフロアの雰囲気は完全に出来上がっていた。その出来上がっているフロアに次々とお客さんが入ってくる。フミヤ氏のディープなプレイに黙々と踊るもの、既に歓喜の声を上げるもの。人それぞれの楽しみ方で自由な空間。それはUNITフロアだけに限らず、地下3FのSALOONもまた同じように早い時間から出来上がっていた。



そんなSALOONも、Tomotsugu Kondo a.k.a. KON、Mitchelrock、Yusaku Shigeyasuの3人が三者三様のプレイで終止人が絶えることがなかった。 夜も深くなり、フロアだけでなくどこも人で溢れかえっていたが、苦痛に思う部分は全くなし。フミヤ氏のグルーヴがフロアだけでなく、バーや階段などあらゆる所で作用しているかのようだった。そう、パーティー全体にグルーヴがあったのだ。この感じ。ずっと追い求めてきたはずなのにすっかり忘れていた気がする。 この日、来てくれたみなさん、スタッフ、そしてプレイしてくれたDJ陣に感謝である。 今後、この2,000円シリーズは不定期ながらぜひ続けていきたい。エントランス料金が安いということではなく、内容としてもこのパーティー全体のグルーヴ感を求めて。